
犬は、広いスペースを、走りまわるのが好き。
だけど、猫は、それとは違って、狭くても上下に運動できる場所があれば良いのだそうだ。
であれば、キャットタワーは必須アイテム、となるだろう。
事実、ネットのキャットタワーのコーナーは、おびただしい製品で溢れてれている。
我が家でも、飛んだり、跳ねたり、ぶら下がったりができる、高さがあって頑丈なものを購入した。
4本のポールには爪研ぎが付いていて、しっかりと三段のステージを支えている。
他方、高いポールに篭やボックスが付いているタイプもある。
高所に隠れて、下界の見張りをすることが好きな猫にとって、願ったりかなったりのタワーのようにおもえる。
ところが、折角タワーを買っても、肝心の猫が使ってくれない、というような声を聞くことがある。
このようなケースを聞くとき、思い出すこと。
猫は、その場その場の状況から判断して、最も安全で心地よい居場所を選んでいる。
何か興味をひくものがあれば、猫は多少の危険だって厭わない。
キャビネットやテーブルの上にも、平気でジャンプする。
外の状況、温湿度の変化、陽のさし具合などを察知して、自分のTPOにふさわしい居場所を決めているのだ。
この辺は、人の好みに柔順な犬とは、大きく異なる。
だから、猫が、人が用意したキャットタワーを好きにならなくても、何の不思議はない。
それが、猫なのだ。
ちなみに、我が家のタワーは、いまでも毎朝の爪研ぎとして、活躍している。
Rufiが、上段のステージでくつろぐようなことは、あまりなくなった。
もっと過ごし易い場所が、家内にあるからね。

コメントをお書きください