動物病院


Rufiを連れて、動物病院に行く。

 

採血や検尿など、一通りの検査をしてもらう。

 

その結果、腸内に大量のカンピロバクター菌が発生しており、それによる血便ではないかとの診断であった。


カンピロバクター菌とは、家畜や家禽の腸管や生殖器に感染する微生物で、人の感染性腸炎の原因菌として広く認識されているという。

 

ごく少量であれば、犬猫の腸内にいることもあるらしい。

 

だが、Rufiの場合はその数が異常に多く、断定的なことは言えないが、なにがしかの原因で感染したものが大量増殖して腸炎を発症しているらしい、とのことであった。

 

獣医さんと相談の結果、少々時間をかけて服薬による治療と、便の検査を続けることとする。

 

言葉が話せず、問診ができない動物の診断は、難しいなとおもった。

 

薬は、粉末のものを処方される。

 

投薬方法には、水に溶いたものを注射器で飲ませる方法と、エサに混ぜて食べさせる方法があると説明を受ける。


注射器の方は、口の横に注ぎ口を刺して飲ませるのだそうだ。

 

家に帰って、注射器を試したが、全くうまくゆかなかった。


子猫の口に、注射器を挿入することは至難の業。


よしんばうまくいったとして、流し込んだ水は飲みこまずに、吐き出してしまう。

 

一方、エサに混入するやり方の方は、エサの味が変わるのでエサを食べなくなってしまうリスクがあるとのこと。

 

ウエットのエサに薬を混ぜて、食べさせてみる。


幸いこちらの方は、うまくいった。

 

かくして、Rufiの治療の日々が始まった。