恐るべし、カンピロバクター菌!


カンピロバクター感染症腸炎 の治療が始まった。

 

子猫のため、身体への負担を考えて、殺菌性の弱いタイプの投薬を選ぶ。

 

血便は続いていたが、薬のお陰もあったのか、ひどくもならなかった。

 

食欲も以前と変わらず、また元気に遊んだりしているので、見ている限りでは回復に向かっているように思えた。

 

週に一度の病院通い。

キャリーバッグが嫌いなRufiには、ストレスになるが、仕方がない。

 

病院が嫌いなのではなく、閉じ込められるなのがイヤなのだ。

 

バッグの中から解放され、診断室に入れば、生まれつきの好奇心を発揮して、あちこちを探検する。

 

行動を観察する限りでは、大きな異常は見当たらない。

 

ところが、肝心のカンピロバクター菌であるが、毎週の検便の結果では、あまり数が減っていないとの診断が続いた。

猫は、弱った姿を現すことを嫌い、平常を装おうとする。

 

元気に遊んでいたとしても、本当はお腹が痛かったのかも知れない。

 

殺菌性の強い薬に替えて、様子を見ることになった。

 

すると、徐々に菌の数が減り出し、1ヶ月半を過ぎた頃には、検体の中にはほとんど見られないとの診断となった。

 

ただし、検査した便の中に菌が見えなくなったからといって、腸内から全てがいなくなったことはならないそうで、更にあと1ヶ月の投薬治療を続けることにする。

 

それでも、毎週の通院の必要がなくなっただけでも、ヤレヤレである。

 

便への血の混入もみられなくなり、完治まであと少しと、期待を持った。