
どうしてRufiは、カンピロバクター菌に感染したのだろう?
通常、カンピロバクターは家畜、家禽の腸内にいて、その生肉でも食べない限り感染することはないと言う。
一般的に、潜伏期間は4~5日で、その後に発病に至る。
Rufiが、我が家にきてからの状況は、以下のとおりだ。
◇3日目に血便に気がつく。
◇我が家では市販のキャットフードしか与えていない。
◇キッチンやトイレに入らないように管理していた。
一方、ブリーダーの話しによれば、かのキャッテリアでは、大人の猫に混じって子猫が馬の生肉を食べるのを容認していた。
これらの客観的な状況から考えたら、最も疑わしいことは何であるか、誰の目からしても明らかであろう。
おもい当たることも、あったのだろう。
当初は、治療費の負担を申し出るほど、同情的な対応だった。
態度が一変したのは、Rufiを入院させてからだ。
治療費が高額になり、負担を免れたいためだったのだろうか。
それとも、販売した子猫が半年にも満たない内に、生命を落とすような事例を隠蔽したかったのだろうか。
「Rufiのカンピロバクター菌感染は、当家の飼育に原因がある。産みの親として看過できない。」
「当家にはRufiを育てる資格はないので、今すぐ譲渡価格で買い戻す。」
これが、あらましの先方の言い分であった。
引き取った後どうするのかと聞けば、病状の回復を待ち、他に転売することを考えると言う。
去勢しているRufiは、種猫にはなれない。
Rufiが一個の商品のように扱われるのは、到底我慢がならなかった。
それ以上に、引き取られた以後の哀れな運命を想像すると、何一つ先方の立場を斟酌すべき余地はなかった。

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