うたのことのはじまり


毎週水曜日は、合唱の練習の日。

 

学生のときに男声合唱を始め、断続的ではあるが、「うた」との関係は、既に30年余になった。

 

言うなれば、歌うことは、生活の一部のようなものである。


そんなこともあり、合唱を中心にして、「うた」との触れ合いを、書いてみたいと思った。

 

ところが、うたや合唱をイメージする画像は極度に少ないため、ブログの題材として本当に相応しのか、と迷った。

 

暫く悩んでいたら、「旅」や「飲食」にまつわる写真を利用して、「うた+その他」を綴れば良いのではないか、とのアイデアが浮かんだ。

 

表題を「うたとか」のことにした顛末は、以上の通りである。

 

少々、前書きが長くなつた。


青が眩しい、グランカネルの風景と共に、プロローグを始めることとする。

前述のとおり、合唱とは30年を超える長い付き合いである。


時には、発声がどうのこうのと、人前で語ったりすることもあった。


これまで、薫陶を受けてきた合唱指導者や、ヴォイストレーナーの先生のご指導が、ある程度身についていたからだ。


正式に、声楽の指導を受けたことはなかった、のにである。

合唱では、長年トップテナーに属している。


メロディを歌い切ることが、求められるパートだ。


しかし、自分のイメージ通りに発声できることは、極稀であった。


つねづね「もっとうまく歌えるようになりたい」、とおもっていた。

 

そんなことから、2009年から声楽を習うことにした。

 

バラのときと同じく、お気楽に始めた。


ずっと前から歌っていた、と言う自負があったから、バラ以上にお気楽だったかも知れない。

ところが、声楽を習い始めてすぐ、早くも壁にぶち当たることになる。

 

一言でいうならば、「一人で歌う」のと「メンバーと一緒に歌う」ことの違いを、思い知らされたのある。


悩みを解決するために始めた声楽であったが、逆に、悩みを助長させる結果、となっている。

掲載画像: ヴェネチアグランカネルの風景