アスリート・アビシニアン


猫が、高度な身体能力をもっていることは、広く知られている。

しかし、どれほど高度なのかは詳しくは知らなかった。

 

そこで、「猫の運動能力」を検索してみる。

 

やっぱり、スゴイ!

「SWEET CATささNet」さんのページによれば:

◇猫は、内臓を体内で移動させることができる。

◇皮膚を自由に伸び縮みさせることができる。

◇身長の5倍の高さまで、ジャンプすることができる(2~3m)。

◇発達した三半器官をもち、バランス感覚が抜群。

◇3~4階の高さから飛び降りても大丈夫。

◇ボルトより速く走れる(時速50㎞)。

バットマンに出でくるキャットウーマンは、高度に熟練した白兵戦の戦闘員にして、かつ高度に熟練した体操の選手、と紹介されている。


この経歴では、本物の猫に遠くは及ばない。

猫のもつ能力の中でも、特に内臓を動かせることには、驚いた。

 

だから、こんなに丸まっちくなれるんだ。

 

皮膚が伸び縮みするのも、びっくりだ。

 

頭が入るところなら、どこでも侵入できるのは、関節が柔らかいばかりでなくて、この伸び縮み自由な皮膚があるからなんだって。

それでは、アビシニアンの運動能力がどの程度なのか?

 

家の中では、とても時速50kmで走れるスペースはない。

 

それでも、日に一度は、野生の魂にスイッチが入るらしく、突然猛ダッシュを始めて廊下を駆け回ることがある。

廊下を走り抜け、そのまま階段を三段跳びで駆け上がり、寝室のカーテンレールの上まで一直線。

われわれは、せいぜい二段跳びが限度なので、とても太刀打ちできる相手ではない。

 

カーテンレールに登るときは、カーテン生地に爪を立てて、よじ登る。

跳躍力よりは、腕力の強さに驚く。

お陰で、カーテンはズタボロになった。

天井までは3m位あるけど、残念ながらそんな高さまで跳んだのを見たことはない。

 

ただ、障子の上段に開けた穴に向かってジャンプして、反対側に着地する程度のことは朝飯前だ。

バランス感覚の素晴らしさは、ちょくちょく目にすることがある。

幅2cm位のテレビの上辺にジャンプして、見事に着地。

そのまま、テレビの上を平気で歩く。

 

素晴らしい運動能力だ。

 

ただ、これらのことは、アビシニアンが今の大きさだから、笑って済ませることができる。

 

仮に、柴犬のサイズになって、家の中で同じことをされたら、とても笑いごとでは、済まされないだろう。