
つるバラのシンデレラ。
我が家にきた、初めてのつるバラ。
ラティスの隣に、小さなアーチをおいて、玄関部と庭との境目を飾ることにした。

つるバラは、選択するのがむずかしい。
スペースに限りがあり、数を植えることはできない。
庭全体へ与えるインパクトが大きい。
また、なによりも大型になるので、誘因や消毒に手間がかかる。
このバラは、受賞歴が豊富である。
2002年バーデンバーデン国際コンクール金賞; 2002年ジュネーブ国際コンクール金賞; 2002年ローマ国際コンクール金賞; 他銀賞。

受賞が多ければ、良いバラに違いないとおもい選択した。
その経歴に偽りはなく、強健性といい成長性といいバツグンだった。
童話シンデレラは、灰まみれの少女が大変身する物語だけど、つるバラのシンデレラは、最初からコンスタントに多くの花を咲かせてくれている。
花は、まわりが白に近いピンク。
中心になるにつれ、明るい色合いになる。
この色の違いが調和して、全体ではソフトピンクに見える。

伸びた枝に、中輪の房咲きが密集する。
これ以上濃い色合いだと、くどくて嫌味になるとおもう。
まさに、絶妙の色付けといってよい。
そして、濃い緑の葉にとてもよくフィットしている。
シンデレラという名前のバラは、他にもあるらしい。
この品種は、継母や異母兄弟のいじめに耐えていた健気な姿より、王子様に見初められた後の清楚で可憐なシンデレラに近いと感じる。
これで、香りがあればなぁ。
Cinderella
作者:W. Kordes & Sons、系統:CL、作年: 2003、産地: ドイツ、色: ソフトピンク、香り: 微香、開花性: 四季咲き、花形: 丸弁クォーターカップ咲き、樹形: つる(3m近く伸びます)