
コガネムシには、困ったもの。
特に、お盆のころの大襲来には、頭を悩ませている。
うちにくるのは、ドウガネブイブイという緑に光るヤツ。
それに、マメコガネや薄茶色のコフキコガネもやってくる。
標的にされていたのが、クラブアップル (別名ヒメリンゴ)。

コガネが来ると、すぐ分かる。
木の下に、黒い粒状のフンが落ちているから。
こうなると、クラブアップルはコガネの巣窟と化す。
下から見上げると、黒い影が不気味に枝の中を這い回っているのが分かる。
何とかしなければと、クスリを撒く。
ところが、コガネには、クスリはほとんど効果がない。
一時はおさまるが、またすぐに、別のコガネたちがやってくるからだ。
木全体が、エサにされ、葉をかじられ、実をかじられ、夏の終わりには、ボロ雑巾のようにされてしまう。

クスリが効かないなら、他に対策がないかと、あれこれ試めす。
結局、確実に効果があるもののとして、靴で踏みつぶすことに至る。
早朝、コガネたちが活動を開始する前に、クラブアップルの木を3回ほど激しく揺する。
すると、木の中にいる者どもがボタボタと落ちてきて、下のタイルに激突。
あるものは気絶し、あるものはすぐに羽を広げて飛び立とうと動き回る。
こいつらを、躊躇なく片っぱしから踏みつぶす。
これを、敵が落ちてこなくなるまでやる。

大量に踏みつぶした後の始末は、かなり気色悪い。
ホウキで集めると、ちり取りの中が、コガネの死骸で山盛りになる。
それに、いくら憎き宿敵とはいえ、来る日も来る日も殺戮を繰り返すのは、精神的にもゲンナリする。
結局は、根負けしてしまって、奴らのやりたい放題に。
さらに悪いことには、どうやら子孫にも代々わが家の場所を伝承しているらしく、襲来してくるコガネの数は、毎年一向に減ることはない。。
何のことはない、これじゃ、奴らのためにクラブアップルを植えているようなものだよね。
プンプン、😠💨。
